事記録

暖房が止まるヒートポンプ霜取り運転

今日は今年初めての雪が降りました。

最近、ここ藤岡では雪が降るのが珍しく成り私としては待望の雪と成りました。
なぜ雪が降って欲しかったのかと説明を求められれば、今日のタイトル、ヒートポンプの霜取り運転の写真が撮りたかったからです。

写真は当社事務所の床暖房付きエアコンのヒートポンプです。

ヒートポンプはエアコンやエコキュートそして床暖房などに使われています。
簡単に仕組みを説明しますと、冷媒(CO2)にコンプレッサーで圧力をかけると熱が出ます。
その熱と大気からの熱を吸収し加える事により効率良く暖房をしたり、お湯を沸かしたりする事が出来るのです。
反対に、冷媒を膨張させると冷えます。
さらに大気を使い放熱させる事で効率良く冷房したり、物を冷やしたりする事が出来るのです。
ですから、ヒートポンプからは暖房の時は冷たい風が出て、冷房の時は暖かい風が出るのです。

さて、本題に入ります。
ヒートポンプは暖房時には外気を取り込み熱を吸収するので、今日みたいに気温が低く雪が降るなどして湿度が多くなるととヒートポンプのフィンに雪が詰まったり、霜が付いてしまいます。
霜が付くと、自動的に暖房運転から冷房運転に切り替わり熱交換器に熱を送り霜取りを行うのです。
写真の様にきれいに霜は解けますが、その間は暖房は効かずに室内は寒くなってしまいます。

当社の床暖房配管の表面温度では、霜取り運転前が42℃でしたが、霜取りが始まると10分で34℃まで下がり、再び42℃になるには約30分かかりました。
もちろんその間は床の温度は上がりませんでした。

雪国や、寒冷地では霜取り運転が1時間ごとに行われエアコン暖房が全く効かない状態が数多く起こっているのです。
有るメーカーからは霜取り運転中でも暖房が効くエアコンやヒーターで霜を付かない様にするヒートポンプも出ていますが、高効率が売りなのに効率が下がり魅力の無い商品と成ってしまっています。
ですから、寒冷地や降雪地域でのエアコン暖房や、エコキュート、ヒートポンプはお勧めできないのです。

電力各社やヒートポンプのメーカーはきちんと欠点も説明する義務が有ります。
特にエコキュートや床暖房ヒートポンプはボイラーに比べて2~3倍と、とても高価なものですから、肝心の効率が下がりランニングコストが安くならないのなら、オール電化にしてヒートポンプを入れても無意味なのです。

ヒーティングサービスでは機種ごとの特性を理解し、お客様の地域やライフスタイルに合わせた効率の良い暖房を提案をさせて頂いております。

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